本記事ではこのような悩みを解決したいと思います。
かつてのNFTのマーケットプレイスは「OpenSea」が主役でした。
しかしロイヤリティ手数料の問題で、今後はMagicEdenに代わっていくことが予想されます。
実際に私が保有している「CNP」や「LLAC」もOpenSeaからMagicEdenにマーケットプレイスを移行しています。
ということで、今回はMagicEdenの使い方をご紹介します。
利用するWalletはMetaMaskです。
初めてMasicEdenを利用するという方はぜひ最後までご覧ください。
MetaMaskを使ってMagicEdenを利用する方法
はじめに簡単にMagicEdenについて解説すると、MagicEdenはもともと「Solanaチェーン」メインのNFTマーケットプレイスです。
Solanaチェーンのマーケットプレイスとして徐々に拡大し、2024年2月にイーサリアムのチェーン取引が開始されます。
今後NFTのマーケットプレイスはMagicEdenが主役となると言われています。
それはなぜか。
OpenSeaがクリエーター収益が実質0円になってしまったからです。
もともとOpenSeaではNFTの売買が行われた際に、クリエイターが設定する最大10パーセントの収益が得られました。
しかし、2023年8月にクリエイターが収益設定できないようにシステムを変更。
変更後は購入者が任意でクリエイターへ収益を支払うことができるようになりました。
このことで実質収益が0円になり、OpenSeaを利用するクリエイターが減っていくことになります。
そこにMagicEdenが登場です。
OpenSea→MagicEdenへ移行するクリエイターが増え、今後はMagicEdenが主役といわれています。
前置きが長くなりましたが、MagicEdenを利用方法をご紹介していきます。
MagicEdenにMetaMaskを接続する
MetaMaskがインストールされているブラウザでMagicEdenの公式サイトにアクセスします。
スマホの場合はMetaMaskのアプリがインストールされてればOKです。
ここからはPCブラウザの内容でご説明します。
サイト右上の"Connect Wallet"からMetaMaskを接続します。
ポップアップ画面からEthereum→MetaMaskの順番にクリックします。
ブラウザだと拡張機能のMetaMaskウィンドウが開くので、接続したいアドレスを選択して次へ接続の順番にクリックします。
MetaMaskの状態によっては、Ethereumに変更する確認画面が出ることがあります。
サイト右上にWalletの残高とプロフィールアイコンが表示されれば接続完了です。
Walletに保有しているNFTを確認するには、右上のプロフィールアイコンをクリックします。
"My Items"を選択すると保有しているNFTを確認可能できます。
もしNFTの画像がリビール前の状態になっている場合は、該当のNFTを選択します。
右上のリフレッシュボタンを押すことで、リビール後の画像を確認することができます。
それでも画像が変わらない場合は、キーボードの「Ctrl」+「F5」を押して、ブラウザのキャッシュをクリアしてみてください。
プロジェクトの詳細を確認する
次にプロジェクトのフロア情報をする方法です。
すでに保有しているNFTは、プロジェクト名をクリックします。
プロジェクトのURLを知らない場合は、検索窓からキーワードを入力します。
検索結果を見ると分かりますが、名前が若干違う偽物がヒットします。
できればDiscordコミュニティから、公式リンクへ直接アクセスしましょう。
この点はOpenSeaと大きく変わらないですね。
1.フロアプライスやオファー価格
現在の最低価格や、リスト数が確認できます。
24hに何個売れたか表示されていて、こちらはOpenSeaになかったと思います。
2.アクティビティとアナリティクス
アクティビティでは過去の取引履歴が確認できます。
アナリティクスでは一定期間の価格の変動がグラフで確認できます。
3.オファー
フロア価格より安く買いたい場合は、オファーを設定しておくとよいでしょう。
コレクションは選べませんが、オファー価格ですぐに売りたい人が購入してくれます。
※ちなみにオファーするときはETHではなく、WETHです。
NFTを購入・売却する
次にNFTの購入と売却方法についてご説明します。
まずは購入方法ですが、対象のプロジェクト画面を表示します。
コレクションの一覧が表示されるので、お目当ての作品の上にカーソルを充てると「BuyNow」が表示されます。
1点だけ購入する際はそのままクリックしましょう。
2点以上購入する場合はNFTの右上+をクリックして「Buy 〇 items for xxxx ETH」ボタンをクリックします。
購入ボタンをクリックするとMetaMaskが別ウィンドウで表示されるので、購入金額+ガス代を確認して問題なければ「確認」をクリックします。
その後、署名を行えば購入完了です。
続いて売却方法です。
右上のアカウントメニューから「My Items」の画面を開きます。
保有しているコレクションが表示されるので、売却したい作品の上にカーソルを置くと「List Now」のボタンが表示されます。
数点同時にListしたい場合は画像をクリックすると複数選べて、画面右下に「List 2 Items」のように表示されます。
1点の場合「List Now」をクリックすると、売却条件を設定する画面が表示され、必要情報を入力していきます。
「Costom Global Price」のテキストボックスに売却したい価格を入力します。
初期値の通貨が「ETH」ですが任意で「WETH」「USDC」も選択できます。
自動計算で「You Receive」に値が入り手数料が引かれた受けて金額が表示されます。
内容を確認して問題なければ、「Submit Listings」をクリックしましょう。
購入と同じようにMetaMaskのウィンドウが表示されます。
ガス代を確認して、確認をクリックすればOKです。
売却(List)する際はガス代節約のために、えんぴつマークをクリックして「亀マーク:低」でも大丈夫です。
処理が完了するまで時間がかかりますが、ガス代節約になります。
Magic Eden Rewards
MagicEdenにはリワードと呼ばれる報酬プログラムがあります。
NFTコミュニティに参加し貢献している人へ還元するプログラムです。
NFT市場は世界的に日本でもまだまだ小さいため、コミュニティを広げたい・広げてくれる人に還元したいという目的で始まっています。
具体的には3つのことをするとリワードとしてダイヤモンドを受け取れます。
(2024.4.14時点)
- NFT購入
- NFT売却
- コレクションのオファー
購入と売却は上記で説明した通りに行えばOKです。
コレクションのオファーは、作品のオファーして購入します。
やり方は2つあります。
- フロア価格より安い値段で、何でもOK
- 特定の作品を指定した価格で売ってもらう
1.フロア価格より安い値段で、何でもOK
プロジェクトの画面を開きます。
画面右側の「Make Offer」をクリックします。
Collection Offerのウィンドウが開くので、購入しても良い金額を設定します。
Offerをかけておく期間を設定して、受取金額を確認。
最後に「Submit Collection Offer」をクリックすれば完了です。
誰かが売ってもいいよ!と現れればコレクションが購入される仕組みです。
2.特定の作品を指定した価格で売ってもらう
このコレクション欲しいけど、こちらが提示した金額で売ってくれないかな?
このような時に使う機能です。
お目当てのコレクションの画面に入ってBuyボタンの下の「Offer」をクリックします。
先ほどと同じように購入したい金額を指定して「Make Offer」をクリックすればOKです。
保有者が承諾してくれれば、購入されます。
どちらもOfferする場合は「WETH」が必要です。
通常のETHとは違いWrapped ETHの略称で、DEX(分散型仮想通貨取引所)で変換が必要です。
UniswapやSushiswapなどにMetaMaskを接続して変換しましょう。
変換のやり方は別途記事を作成したいと思います。
まとめ
ということで、MagicEdenの使い方をご紹介しました。
いかがでしょうか。OpenSeaと似ている部分が多いので慣れてしまえば問題ないと思います。
また、取引でもらったリワードがもしかしたら価値が上がるかもしれません。
ぜひ、積極的にオファーや取引をしてリワードをゲットしましょう。