本記事ではこのような悩みを解決したいと思います。
XYMを購入して取引所に保管したままの人は意外と多いのではないでしょうか?
何もせずに保有するのはもったいないです!
SymbolにはXYMをステーキング(Symbolではハーベストといいます)する仕組みがあり、ほったらかしでXYMを増やすことができます。
この記事の内容
- Symbolのハーベストとは?
- ハーベストに参加する条件
- Symbol(XYM)をハーベストする方法
- ハーベストを確認する方法
- 注意事項
私は2021年7月頃からハーベストを開始して、何もせずにXYMを取得しています。
XYM持ってる方はぜひ本記事を参考にしてください。
Symbol(XYM)ハーベストする方法【保有してる方は必読】
それでは実際の画面を交えながら、SymbolでXYMをハーベストする方法をご紹介していきます。
はじめに
ハーベストにはまず「Symbol Wallet」と呼ばれるパソコンにインストールするWalletアプリが必要です。
まだSymbol Walletを作成されていない方は、こちらの記事から作成しましょう。
-
Symbol Wallet(XYM)の作成方法【パソコンで簡単作成】
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Symbolのハーベストとは
最初にSymbolのハーベストについて簡単に説明します。
Symbolチェーンで新しいブロックを生成する処理のことをハーベストと呼びます。
このブロックを生成するときに「symbol.xym(XYM)」が必要となります。
簡単にいうと保有しているXYMを預けることで、ブロックを生成する処理に協力することができます。
この時、ブロック生成のお礼に報酬がXYMで支払われる仕組みとなっています。
他のブロックチェーンでもステーキングがありますが、同じような考え方です。
ハーベストに参加する条件
ではハーベストに参加するにはどうすればよいか。
協力するには下記の条件があります。
ハーベストの条件
- XYM保有枚数が10,000以上
- ノードの運用または、デリゲートハーベスティングを有効にしている
①はシンプルにXYMが必要です。
②は難しい単語ですが、この後説明する設定を行えばOKです。
ハーベストが行えるのは厳密にはノードと呼ばれる存在で、多くの人がノードを運用してる人に委任(お願いして)ハーベストを行っています。
また、ハーベストはXYMの保有量に応じて計算される「インポータンス」によってハーベストできる確率が決まります。
保有してる量が多いほどハーベストできる確率が上がるのでSymbolに貢献してる人ほど報酬が多くなる仕組みになっています。
Symbol(XYM)をハーベストする方法
ハーベストの説明で若干ややこしくなりましたが、ノードに委任すればとりあえずハーベストは行えます。
ハーベストするまでの手順は以下の通りです。
①ノードを決める
②デリゲードハーベスティングをする
③ハーベスト状況が有効になるのを確認
①ノードを決める
まずは委託するノードを決めます。
まだ、決まってない方は下記のノードリストから選ぶかTwitter(X)でノードを運営してる方を探してみましょう。
<ノードリスト>
https://symbol-tools.com/symbolTools/view/tool/nodeList.html
委任ハーベスタ数の「空き」があるところであれば、どこでも参加可能です。
ノード運営者のTwitterリンクもありますので、信頼できそうなノードに委任すればOKです。
ノードは運営が適切に行われないとエラーで止まったりするので、慎重に選んでください。
委任先を決めたら「ホスト名/IP」をメモに残しましょう。
②デリゲードハーベスティングをする
委任先が決まればあとは設定するだけです。
と、その前にハーベストを委任するためには「インポータンススコアが0%以上」でなければ実行できません。
Walletで確認しましょう。
SymbolのデスクトップWalletを起動します。
メニュー「アカウント」を選択して、右側にあるインポータンスを確認します。
Symbol WalletにXYMを入れてから12時間程度でインポータンスの計算が行われます。
インポータンススコアが0%以上を確認したら、メニュー「ハーベスティング」を選択します。
ノードURLに委任先の「ホスト名/IP」を入力します。
※ノードURLはご自身で選んだものを設定してください手数料は「遅い」でOKです。
早くする必要はないです。手数料が上がります。
「すべてのキーをリンク」をクリックして完了です。
ここからが重要です。
ハーベストに委任するためにパスワード入力が合計3回発生します。
それ以上は発生しないので、注意してください。
(2022/2/4時点で)
①ハーベストを委任するために署名(1回目)
委任するためにアカウントのパスワードを入力します。
ハーベスト状況が「黄色:リンク済みキー」になっていることを確認します。
その後、「ハーベストをリンクする」をクリックします。
②アカウントのアンロック(2回目)
アカウントのパスワードを求められるので入力します。
(署名ではありません)
③トランザクションに署名(3回目)
最後にトランザクションの署名をして完了です。
③ハーベスト状況が有効になるのを確認
「緑色:有効」になるまでにある程度時間がかかります。
気長に待ちましょう。
「緑色:有効」になっていることが確認できたら、試しにノードリストに自分のアドレスが追加されたことを確認しましょう。
こちらのサイトから委任したノードを探します。
https://symbol-tools.com/symbolTools/view/tool/nodeList.html
見つけたら委任ハーベスタ数の「現在」の数字がリンクになっているのでクリックします。
「委任者情報」の中に自分のアドレスがあればOKです。
(キーボードのCtrl+Fで検索)
注意事項
最後に注意事項をお伝えしておきます。
①ノードの空きがなくなると保有量によっては追い出される
ノードの空きが0になると、XYMの保有量が少ないからハーベストの委任が解除されます。
人気があるノードだと空きが0のところもあります。
空き0のノードに対して誰かが委任をすると、保有量が少ない人は追い出されることがあるので注意です。
Symbolとしては貢献してくれる人=保有量が多い人を優先する仕組みとしています。
逆にある程度XYMを持っていて、委任したいノードがいっぱいでも委任してる人よりXYMが多ければ委任することができます。
ただ、最近はノードの数が増えてきて空きが0のノードが少ないので参考までに覚えておきましょう。
②ハーベスティングするタイミングでよくわからない署名には注意
通称「アグボン詐欺」です。
アグリゲートボンデッド詐欺で、ハーベストを委任するタイミングで「XYMを送金してくださいと」署名が届くものです。
本記事で説明した通りにハーベストを委任すれば問題ないですが、トランザクションの中に「見覚えのないアグリゲートボンデッド」があったら無視しましょう。
具体的にはハーベストの設定を行った直後などに、下記の画像の様なトランザクションが届く事があります。
メッセージ欄に「delegate」など紛らわしいキーワードが入っているため、ハーベスト設定操作の一部だと勘違いした人が誤って署名してしまい、多額のXYMが送金される被害が発生しています。
注意
- 宛先が知らないアドレスになっている
- 誰かにXYMを送金するような操作について、身に覚えがない
ハーベストの委任先からXYMの送金を要求されることはありません。
絶対にパスワードを入力しないで下さい。
何も操作をせず、無視して構いません。放置していれば、トランザクションは自然に消滅します。
アグボン詐欺について特設サイトがありますので、是非ご覧ください。
まとめ
以上となります。いかがでしたでしょうか。
XYMのハーベストは注意しながら作業すれば、意外と簡単にサクッと終わるものです。
10,000XYM以上を保有してる人は設定しないと損をしているので、ぜひハーベストして報酬をもらいましょう。